座敷へ
女将「あら、その長襦袢、いいじゃない」
「上品で美人な和子さんってなに着ても似合うのね」
「ふふ、ピルも飲んでくださったのね、ありがとう」
和子「・・・・・」
女将「早速だけど、お客さんがお目見えなの」
「お座敷に行きましょうか」
和子「…え?…今ですか?、こ、これから?」
女将「そうよ、いつまでもここにいてもしょうがないでしょ」
「あれからずっと泣いてたんだから、、
いい加減、踏ん切りがついたんじゃない?」
和子「…お願い、、ゆ、ゆるして…」
女将「まだそんなこと言ってるの?」
「権蔵呼びましょうか?」
和子「待って、、待って…わかりましたから、、もう少しだけ…」
女将「大切なお客さんなんだから待たせないでね」
(牢から出て座敷へ)
(襖を開ける)