仕置き寺
時代は大正から昭和初期、夫帯者の女が密通を犯した罪は重かった。と言っても私情による加罰は許される筈もなく、それでも不貞の妻を人知れず仕置きする術を模索した事も無くはない。
仕置き寺という処があった。
其処は密通の不義を犯した妻達が送られてくる寺である。やはり四十路、五十路の妻女が多い。中には冤罪の者もあったかも知れず。
女囚着を着せられた数人の女が坊主達に連れられて堂へ連れられてきた。皆、紅い唇紅と頬紅の化粧を施され後ろ手に縛られている。どうやら紅付けは妖女としての証らしい。堂の壁伝いに順に座らされ、お互いに顔を見合わせて怯えながら不穏な時を過ごしている。
其の中の一人、或る年増の女に二人の坊主が寄りって行き、身を取り堂の中央に引き連れる。一旦縄を解くと着物に手を掛け、悲鳴をあげて抗うも虚しく素裸にされる。天井に付いた滑車から下がる縄。女はまた幾重にも固く縛り直されそれに繋がれる。縄の行方を怯えながら眺める年増女。えいやーと二人の坊主が滑車の縄をそれぞれの持ち場で引き上げる。女が見る見るうちに天井に吊られていく。体が宙に浮いたところで足を折り開脚縛りにする。体を揺らして女がもがく。女陰が露わになる。他の女達の目は事の成り行きを追っている。そして更に縄を引き女を高く吊り上げる。
堂に繋がる廊下の奥から三十貫もあろうかと臆する巨体の怪僧が床板を踏み鳴らして入ってきた。褌姿である。巨怪の僧は吊られた女の前で数珠を絡めた手を合わせ念仏を唱える。終わると徐に女の背後に周り座台に腰を掛かる。褌を解くと、丸太の如く天を突く程に勃起した剛悍な摩羅が現れた。吊られた女には見えない、が、前に居る女達は目を剥き狼狽えている。摩羅が狙う先は年増女の陰の溝。巨僧は傍らの坊主から何やら汁の入った器を渡される。そして手に持った器を傾け摩羅にゆっくりと注ぐ。どろっとした汁は摩羅を包みその垂れる雫は睾丸まで達する。
巨僧は二人坊主に目配せをすると縄を緩め、吊られた女が降ろしていく。巨僧は摩羅を握り狙いを定める。摩羅は女陰の溝を割り、垂れた汁を押し流しながら壺へ入っていった。
女は突然の激行に瞼を開き、叫びながら、ぬーとのけぞって、かぶりを激しく振る。奥まで挿すと巨僧の合図で引き上げる。亀頭が見える程に抜けかかったところで、また縄を緩め女を沈める。それを繰り返す。やがて女が身を捩らせて吊られた体を揺らす。唸る声も激しくなる。
女「あぁ、あぅ、あぐぐぅ、」
「堪忍してぇ、もう、もぅ」
「うぐ、うぐ、か、か、」
僧「女、抜くか?」
「抜いてほしいか?」
女「もぅ、もぅ、堪忍、あぁ、あぁぁ」
僧「どうしてほしい?」
女「その、まま、そのま、ま」
「いゃ、もぅ、も、もっと」
僧「もう、なんじゃ?」
女「か、かゆい、かゆい、かゆいのぉ〜」
「か、かいて、かいて、かいてぇ」
僧「なんちゅうた?聞こえん」
女「もっと、もっと、かいて、掻き回してぇ」
「お願い、動いて、動かしてぇ、」
「あぁぁぁ〜、か、かるいぃ〜」
坊主達が縄を上げ下げする。摩羅は増した女の汁で塗れ白く濁り見え隠れを繰り返す。じゅぶじゅぶという音と共に。女の頬紅の顔は涙と鼻水で泣き濡れ、唾を呑み込むのも忘れて溢れた涎が乳に垂れる。
見ている女達は驚愕し、放心で唖然としている者、失神する者、逃げ出そうと足掻く者と、狂う年増女の情景に耐えきれず取り乱している。
女「も、もっと、もっと、早く、、」
「う、動かしてぇ、」
僧「締めるんじゃ、もっと締めぇ」
「こりゃあなぁ、儂の精と混ざりゃ治まる汁物じゃ」
「儂を昇天させて精を出させぇ」
そう告げると坊主達は手綱を緩めて女を沈めたままにした。年増女が思い通りになった腰を振る、回す、擦り合わせる。それに合わせて巨僧も下から突く。
女「かゆい、かゆい、いいぃ、いぃぃぃ〜」
「いぃ、いぃ、いく… いく… いぃくぅ、」
「あぁ、また… ま た… いく、いくぅ 」
巨僧は女の乳を千切れるかの如く鷲掴みにして険しい形相になる。体中に力が漲り血筋が盛る。胸が仰け反り動き息が止まる。
女「だ、だめ、ま、まだ、まだぁ〜あぁぁ」
女は壺の奥に吹きかかる飛沫を感じる。でもまだ足りず腰の動きを止めない。坊主達は再び縄を取り引き上げる。女陰から摩羅が抜かれ、赤い傷口から湧く如く白濁の汁が止めどなく摩羅の先に垂れる。粘る汁は糸を引き摩羅と繋がっている。
伏せられた女は縄を解かれても、まだ濡れた股をもぞもぞと擦り合わせている。そしてまた別の剛健な僧が廊下から現れた。年増女を起こし抱きかかえると堂の奥の床布に連れて行った。其の二番手の僧が愛撫を始めると女は一心不乱で僧の褌を外し摩羅を求め口に含んだ。女達が居ても見境いなく…。
座台に居座る巨僧の摩羅は精を放ってもまだ天を仰いでいる。脈打ちながら突く行き場を探す如く。
そして…
「次じゃ」と坊主達に巨僧は言いつけた。
坊主は器に汁を継ぎ足した。
… 完
※母娘嬲り責めの次章の前に挟みました。
母娘嬲り責め【恥辱】
母は暫く私の方を見て唖然としていた。そして気を戻し川崎に言った。
朋子「ど、どうして、美帆が、ここに?」
「どういうこと!?、、ねぇ!」
文雄「 …… 」
朋子「いつ、から… ここに?いつから!?」
文雄「ずっと前からだよ」
朋子「い、い、いゃ、いや… いや!」
自分の恥態を見られていたことに絶望する母。「お、お母さん…」私はやっと言葉が出た。
朋子「な、なんてこと… 」
「あなた!縄をほどいて!」
川崎は微笑んでいる。藤井も目隠しの布を握ったまま黙っている。藤井と目を合わせたあと、川崎はゆっくりと喋りだした。
文雄「朋子、いいことを教えてやろう」
「俺はお前より美帆ちゃんを気に入ってるんだよ」
「美帆ちゃんを手に入れたいからお前に近づいた」
川崎の衝撃的な告白だった。
文雄「そお前にぞっこんなのは、この藤井なんだよ」
「それに俺たちは上司と部下じゃない、師匠と弟子。縄師、竿師って知ってるか?目に付けた女を調教で手なづけて娼婦に仕上げて客をとらせる。だから、少々手荒くするのも躾のうちさ」
母は聞きながら見開いた瞳から涙を幾粒も腿に落としている。
「隣の部屋には座敷牢もある。お前達は当分ここで暮らしてもらう。俺達もその道のプロだ、そのうちに悦んで体を開くようになるから、、そう心配はするな」
母はずっと首を横にいやいやと振りながら聞いている。川崎は母に告げているが私も例外ではない。これから繰り広げられる受難を想像して私も震えている。
「お前のような年増女でも熟女マニアがいてな、藤井もその類いなんだよ。ふふ、お前のことが大好きらしい。お前は藤井、俺は美帆ちゃんを相手に仕事に励ませてもらうよ」
文雄「じゃあ、続けようか」
健太「奥さん、よろしくお願いしますね」
「旦那さん公認で奥さんを… 」
朋子「い、いや! み、美帆はだめ!美帆は許して!」
文雄「わかったよ、でも、それはお前次第だな」
美帆「や、やめて、、私達を許して!お願いー!」
朋子「やめて!ほんとに、、あなた、やめて!」
文雄「そんなに駄々をこねるなら美帆ちゃんから… 」
朋子「だ、だめっ、だめ、それはだめ!」
文雄「じゃあ、おとなしくするんだな」
美帆「川崎さん、藤井さん、やめて、許して!」
私の泣きながらの願いも川崎と藤井を拍車をかけて奮い立たせるだけで、母は縄を解かれて長襦袢はあっという間に脱がされ、一糸纏わぬ姿にされてしまった。
それから二人がかりで母への甚振りが始まった。川崎の巧みな手管に母は最初は歯を喰いしばり必死に耐えているようでしたが、時折襲ってくる刺激の波に体を痙攣させながら、険しい顔の合間に恍惚の表情をも見せてくるようになった。
朋子「だ、だめ… やめて… いや、いゃ」
文雄「藤井、すごいだろ、この体」
健太「そうですね、あの朋子さんがここまで乱れるなんて」
文雄「二人の男に甚振られようが、娘に見られようが、この有様だ」
「ほんとに根っからの淫乱な女なんだよ」
私はそのやり取りを聞いていると気が遠くなり気絶しそうになりました。
朋子「あぁぁ〜 あぁ〜〜 いやぁ〜」
文雄「朋子、そろそろ本物が欲しいんだろ?」
「藤井さん、挿れてください、って言ってみろ」
朋子「いや、いゃ、いゃ… ゆるして〜… 」
藤井は全裸になると、涙で濡れた母の顔の前に立ち、勃起したペニスを差し出した。驚いたことに藤井の陰毛は無かった。それ故に隆々とした生々しいフォルムは全貌を晒し、鋭く尖ったその凶器は天を突いている。
文雄「ほら、どうした、交尾の前の儀式だろ」
「俺にいつもしているように藤井にしてやれ」
朋子「いゃ、いゃ… もう、いや、」
文雄「いやなら、美帆にやらせるぞ」
川崎はいつの間にか私を呼び捨てにしている。母は激しくかぶりを振って仁王立ちの藤井の顔を仰いだ。そして私の方を見て「お願い、見ないで」と無言で切なく訴えた。
健太「奥さん、ほら、僕の舐めやすいですよ、さぁ」
朋子「 …… 」
藤井の手は俯いた母の顎を支え、固いペニスで頬を撫でながら唇へと移した。
朋子「んぐ、、んぅぅぐ、」
私は見ていられなくて目を逸らしていると、川崎が側に寄ってきて私の顔に手を添えて強引に二人の方へ視線を送らせた。
文雄「美帆、お母さんを見てごらん、上手だろ?」
藤井は母の顔を掴むと時折り喉の奥まで挿し込んだ。ごぼごぼという音と同時に涎が口から溢れて乳房と膝に垂れていく。やがて母の顔は涙と鼻水と涎にまみれ、平素の美しい母とはかけ離れた惨めで見窄らしい姿に変わっていた。
徐々に藤井も高揚して昂った表情になり、更に膨張したペニスを口から抜くと、母の後ろに回り背中を押し倒した。そして四つん這いにしたと思うと慌ただしく肛門の下の穴に突き刺した。
健太「あぁぁ、あ、気持ちいいよ、奥さん」
「川崎さんの言った通りだ、奥さんの中、凄くいい」
美帆「もう、やめて!お母さんをゆるしてあげて!」
文雄「美帆、お母さんはね、嫌がってるんじゃなく…」
「見てごらん?悦んでいるだろ」
垂れた乳房を揺らしながらそれを聞いた母は、「ち、ちがう!ちがう!い、いゃ、いゃ、いやぁ〜、」と藤井の腰からお尻を外してペニスを抜いた。それを見た川崎は私から離れて服を脱ぎ、母の前に座りあの巨大なペニスを無理矢理母の口に含ませた。そして藤井は再び同じ穴に挿し、二つの穴は同時に塞がれた。
つづく …
母娘嬲り責め【監禁】
乗用車で四人、出向いた先の伊豆の別荘は落葉樹に囲まれた森の中にひっそりと佇む洋館の屋敷だった。離れには日本風な家屋もあった。
その夜は晩餐会をすることになり、テーブルの上は藤井の手配したケータリングの豪華な料理が並んだ。
晩餐が始まると二人の男は口数が多く盛り上がっていたが、渋々付いてきた私に母は気を使ったのだろう、二人の女は男達の会話に相槌をうちながら静かに食事をした。会話に無関心な私に藤井はワインを勧め、黙って杯を開けるうちにいつの間にか随分と酔ってしまった。なぜか眠気も催してきて、私はテーブルからソファに移り肘掛けにもたれかかって少し休むことにした。母の笑い声が聞こえる。私が宴から離れたので気を軽くしたのだろう。
時間が過ぎてふと目を開けた時、母の姿がなかった。「母は?」と、テーブルで藤井と談笑している川崎に尋ねた。「先に部屋に行って休んでいるよ、美帆ちゃんも… 」最後まで言葉を聞かないまま、また意識が遠のいていった。
窓から差す陽で身が覚めた。朝?、見慣れない部屋…。そうか、ここは別荘の一室。体を起こそうとしたけど動かない… どうして?、手が動かない。なんとか状況を把握しようと足で掛け布団を蹴ってずらし取ると、私は、下着姿だった。そして腕は後ろ手に縛られていた。咄嗟に川崎の顔が浮かんだと同時に、本人がドアを開けて入ってきた。
文雄「お目覚めかな?」
美帆「な、なんのつもり?この縄を解いて!」
文雄「 …… 」
川崎は返事をせず笑っている。
美帆「お母さんは!?、お母さんはどこ?」
文雄「離れの家にいるよ、会いに行こうか」
美帆「その前に縄をほどいて!私の服も返して!」
川崎は手に持っていたロープを床に垂らした。それは犬用のリードと、握っていたのは首輪だった。川崎は私の上体をお越し、それを私の首に装着した。
美帆「あっ、やめて!、何をするの!?」
文雄「俺が連れていってあげるよ」
美帆「い、いや!、やめて、離して!」
文雄「お前は父親の言うことが聞けないのか?」
川崎は急に険しい顔になりリードを強めに引っ張った。それからは怖くて言葉が出なかった。そしてリードで引かれるまま部屋を出た。よろめきながら川崎の後を付いていく。私は裸足、離れの家までようやく辿り着く。玄関から廊下を通り部屋の襖を開けると畳みの和室が現れた。そして… その奥に異様な姿の母がいた。母は長襦袢を着て縛られ、紅い布で目隠しをされていた。
私は叫んで母を呼ぼうとしたが、母が私に気付いた後の悲惨な光景を咄嗟に想像して口をつぐんでしまった。
朋子「文雄さん?、文雄さんなの?」
文雄「ああ、俺だよ」
朋子「美帆は?」
文雄「美帆ちゃんは朝早く出掛けたよ」
「友達と会うからと言って」
「藤井も急な用が出来て外出してる」
二人じゃない、、ここには私もいる…。
朋子「 …… 」
文雄「今日はしばらく二人っきりだ」
朋子「お願い、縄を解いて、やっぱり… 今日は嫌…」
すると、開いたままの襖の間から藤井が入ってきた。えっ?どうして!? 藤井は私を見ると唇に人差し指を押して微笑んだ。『あなた達、私達に何をする気!?』藤井は私の肩に手を乗せると下へ押して腰を下ろすよう無言で促した。藤井も私の隣に座った。川崎が母へ近寄っていく。
文雄「さぁ朋子、続けようか」
朋子「だ、だめ、美帆が帰ってきたら… 」
文雄「夫の言うことを聞けないのか?」
川崎は後ろから乱暴に母を組み締め唇を首筋に這わせる。着物がずれて母の白い肩が揺れる。川崎は襟を掴み一気に両側に拡げた。「あっ… 」母ははみ出した乳房を隠そうと前屈みになる。川崎の手は乳房を掴み乳首を摘み上げた。
朋子「あっ、い、いや… 」
文雄「素直じゃない奴はお仕置きだな」
朋子「ぃや… や、やめて、今日は… 」
川崎は母を押し倒し裾を開いてまくりあげた。母は下着を付けていなかった。白毛混じりの陰毛が見える。川崎は腕で股間を割り足を持ち上げた。天井の梁から降りた縄で片足を縛り高く吊り上げる。灰色の陰部と割れ目が露わになる。母のそこは今まで見たことがない。割れ目の土手の膨らみは密な陰毛で覆われていた。川崎の指がその溝をなぞると紅く充血した肉が剥き出された。母の恥部はぬめぬめとしていて、離した川崎の指も濡れて汁で糸を引いていた。
朋子「あ、あぁぁぁ〜」
川崎「お前は縛られて感じる女なんだ」
「今日はとことん責め抜いてやる」
朋子「い… いや、」
私はこの悍ましい光景を見まいと俯いて目を閉じた。でも後ろ手に縛られて耳は塞げない。母の喘ぐ声は否が応でも聞こえてくる。するとすぐ横でも荒い息づかいがしているのに気付いた。それは藤井だった。藤井の視線は二人を凝視している。そして片手は股間に入りモゾモゾと動かしている。母の喘ぎ声が激しくなってくる。
朋子「あぁ、あぁ… いぃ、いぃ… 」
川崎「なんだこれは、、こんなに濡らして、」
「そんなにいいのか?」
朋子「は、はぃ… いぃぃ… 」
母はこの部屋で川崎と二人きりだと思っている。川崎のサディステックな行為と言葉に従っている母… 。川崎との営みはいつもこうなのだろうか… 。割れた溝をなぞり焦らしている指の数が増え、その中の数本が汁が溢れた壺の中に吸い込まれていく。
朋子「ああぁぁぁ… だめっ、だめ、い、いく」
川崎「だめだ、まだいくな」
朋子「あぁぁ〜 も、もぅ… 」
川崎は動かしている指を止め、こちらを見て、にたりと笑った。そして片手で藤井に手招きをした。藤井は私を置いて母に寄っていく。なに?母になにをする気?、川崎がまた陰部の指を動かし始めた。藤井は母の背後に回りそっと抱きかかえながら母の上体を起こした。
朋子「え!?、なに?… だれ?、だれなの!?」
母が第三者の存在に気付いた。目隠しされた顔を左右に振って見えないのに確認しようとする。藤井が母の目隠しを外した。
朋子「え!?、どうして?、藤井さん、どうして!?」
「あ、あなた、どういうこと!?」
そして… 母の視線が私に向けられた。
つづく …
母娘嬲り責め【謀略】
母の名前は朋子、歳は59歳。私は美帆30歳で独身。
父は早くに他界し、母は女手ひとつで私を育ててくれた。その母は半年前に再婚した。川崎文雄という53歳の男、随分と歳下である。母は割烹料理屋の女将をしていて、常連客の川崎は母を気に入り熱心に口説いたらしい。そして川崎は我が家に越してきた。
私は川崎のことをあまり好きではない。それは性的な嫌悪感だった。ある日仕事が早く片付き得意先から帰宅すると、川崎と母がまだ陽も明るいのに一緒に浴室にいた。浴室から漏れる声が気になって、そっと浴室の開いていた扉の隙間を覗いてみると… 川崎は卑猥な言葉をかけながら母の体中を撫でていた。それは異常な光景だった。なぜなら、母は縛られていたからだ。
知的で淑やかな普段の母からは想像できない淫らな姿にショックを受けてその場から離れようとした時、ふと川崎と目があったような気がした。そして笑みを浮かべたような…。そして同時に川崎の股間にあるモノも見てしまった。私も男の身体は知っている。しかし川崎のソレは太く長く、巨大に激しく勃起していた。川崎は覗いている私を知っていて体を向けて見せびらかしたのかも知れない。私は慌ててそのまま外に飛び出した。
文雄「朋子、美味しいか? どうだ?、俺のは、」
朋子「… おおきい…」
文雄「大きいだけか?」
朋子「… かたい 」
文雄「欲しいか?」
朋子「… は い」
文雄「挿してやるから後ろを向け」
その日から急に、川崎は私に優しく接するようになった。私が覗いてたのを知って… いや、、そんな気がしてるだけかも知れないけど…。私は声をかけられる度に背筋が寒くなり鳥肌が立つ思いがした。
母達の寝室は私の部屋とは居間を挟んで向かい合っている。寝室から漏れる深夜の物音は性技によってもたらされるものだと察しがつく。そして時々母の押し殺したようなか細い声も…。その度に布団を被り耳を塞いだ。
朋子「だ、だめ…、美帆がまだ起きてるかも」
文雄「大丈夫だ、もう寝てるよ」
「俺はお前の夫だぞ、好きな時に抱く」
朋子「わかったから… お願い、縄を解いて」
文雄「お前は、縛ったほうが挿れ心地がいいんだ」
「お前もその方が感じるんだろ?」
朋子「… あ、、あ、あぁぁぁ〜」
川崎は最近よく若い友人を連れてくる。会社の部下だと言っていた。藤井健太という男で35歳。私と年齢も近い。夕飯で食卓を囲んだ時、藤井の視線が頻繁に母のほうへ向けられ、そして事ある毎に母の容姿を褒め、上司の妻であることを羨んでいた。私はその男も好きにはなれないような気がする。
私には婚約者がいるが、三か月前遠方へ転勤になり今はなかなか会えない。でも来年の秋に結婚することになっていて転勤先に嫁ぐことになっている。
藤井が我が家に訪れたある日、彼の親が持っている伊豆の別荘へ行ってみようという企画が持ち上がった。お盆休みを利用しての三泊四日の予定で。私はもちろん乗り気ではなく一度は断ったが、この男達と一緒の母のことが心配なのと、婚約者がお盆休みに海外出張になり会えなくなったこと、伊豆に友人が住んでいることもあり、熱心な誘いに渋々承諾した。
つづく …