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罠(後編)



最初に決まった男は微笑み、膨らんだ股間を触りながら私に近寄ってきました。他の二人に残念な様子はありません。順番は違えど私の中に入ってくるのは間違いないのですから。

男は薄いショーツの上から私の柔らかいところを触ってきました。クリトリスから膣までの形状を指の裏で確かめるように。ゆっくりと幾度も突起と窪みを撫でながら往復しました。


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「奥さん、ここ、湿っとるよ」

「い、いや、やめて」

「あれ?、滲みてきとる」

「だめ、いや、見ないで」


男はショーツをずらして覗きこみました。夫にしか見せてない私の恥ずかしい陰。男は私の顔を見て「やっぱり、濡れとるな」と言って、今度は直に指で触ってきました。

それから男は匂いを嗅いだり、摘んだり、舌で舐めたり…  私の体を弄んだのです。


「いや いや いや いや いや〜〜〜」


私はもちろん夫の愛撫しか知りません。夫はひと回り年上の61歳。近頃の夫婦の営みは三ヶ月に一度くらい。いつも前戯もそこそこで挿入してきます。最後まで出来ない時も度々あり、諦められた後の私はひっそりと自ら慰めることも。そんな時は母の姿を思い出してしまいます。淫蕩な母を…。

男の愛撫は執拗です。他の男達も私の首筋や乳房、肌を触ったり舐めたりしてきました。止めどない感触に否が応でも体が反応してしまうのは、やはり私の中にも母の血が流れているのでしょうか?それを悟られないように抗いの言葉を繰り返しました。


「いや、いや、もう、やめて」

「お願いだから、縄をほどいて」


淫らな血は徐々に湧き立ち、逆流するように体中を巡っていきます。やがて抗いの発声は途切れ途切れになり、油断をすれば吐息の混じった声になりそうでした。


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「奥さん、どうやら気分がでてきたようだな」

「そろそろ挿れるよ」


男はそう言ってパンツをずり下ろしました。現れたのは、夫より太くて長い逞しいペニス。いよいよ犯される、と観念したと同時に、何故か処女を奪われるような怖さと緊張感に襲われました。 そしてその裏に潜む仄かな期待感も自覚していたのです。

男はペニスを握ったままクリトリスを舐め、唾液を溜めて膣の中に流し込みました。そしてペニスを当てがい狙いを定めると、ゆっくり挿入してきました。

夫のものに馴染んだ壺筒を、割るように押し拡げながら…。


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男のペニスは未知の奥まで侵入してきました。そして辿り着いた領域の其処は、未知の悦楽の園だったのです。

引き抜かれるときの筒の壁も初めて味わう感触。繰り返し挿し込まれる感触にも焦がれる自分。それでも押し寄せる快感の波に呑まれまいと、ぎりぎりで取り戻した正気で不純を振り払いながら、増長する悦楽の淵に踏みとどまるのに必死なのでした。


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…  …  …

気がついたときには、私は淫乱な牝奴隷と化し、歓喜の涙と涎を垂れ流し悶え狂っていました。


「あぁぁ〜 いぃ〜 いぃ〜」

「いくぅ〜 いくぅ〜 あぁぁぁ〜 いぃ〜」

「あぁ〜〜 またぁ またぁ〜 いくぅ〜〜」




プロフィール

鐸(たく)

Author:鐸(たく)
中国地方在住。
60代男性。
自作の緊縛画、責め画を展示し、
その想いや色事を綴っています。
18歳未満のかた、
不快と感じられる方の
閲覧はご遠慮ください。

リンクはご自由に。(ご一報頂ければ有り難いです)
色々なご意見やご感想もお待ちしております。

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では、お愉しみください。
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