慕縛【亜希・49歳】
私の名前は亜希、歳は49歳です。
先日の祝日、11月3日に私は女友達と高校時代の同窓会へ行ってきました。初めての参加でクラスメイトに会うのは31年振りでした。
私の席の隣りに座ったのは、この同窓会の幹事をしている岸田智也君。高校時代は同じクラスだったけど、あまり話したことはありませんでした。でも、岸田君が、当時私のことを好きだったことは友だちに聞いて知っていました。
卒業してからはそれぞれ別の大学へ進学してそれっきりでした。10年ほど前から同窓会の案内が、岸田君から毎年来るようになりましたが、なんとなく行く気にもならずそのままスルーしてました。高校時代からの仲良い女友達と会って、偶然同窓会の話しになって一緒に行ってみようか、という話になったのです。
31年振りに会う岸田君は大手商社に勤めているそうで、スーツとネクタイが似合って、無口で陰気なあの頃からは想像もつかない、若く見えて感じの良い男性になってました。
「亜希さん、お久しぶりです。よく来てくださいましたね。亜希さんとこうしてお話し出来るなんて、今日まで幹事してて良かったです。」
「まぁ、お上手なことを言って、岸田君も幹事ご苦労様、こんなに楽しいんだったらもっと早く参加すればよかったわ。」
私と岸田君は会話も弾み、岸田君からの「この後もしお時間がよければ僕の行きつけのワインバーに行きませんか?」の誘いに、一緒に誘われた女友達が気を使って、行く途中で用事を思い出したと先に帰ってしまって、結局岸田君と私の2人でそのお店に行ったのです。
岸田君はまだ独身。私は3年前に離婚して今はひとり。岸田君は私を片想い、私は今は独身。女友達は変な勘繰りをして気を使ったのだと思います。
私は久しぶりのお酒で酔いが回ってしまって、岸田くんに自宅まで送ってもらうことました。
でも、着いたのは岸田君のマンション。部屋のベッドに寝かされるまで気がつきませんでした。なぜこんなに、意識が朦朧となるまで飲んだのか?…。
岸田君は、豹変しました。
私は服を脱がされ全裸にされると縄で縛られました。もちろん私は抵抗しました。でも、力の入らない私の体を岸田君は弄ぶように慣れた手つきできつく縛っていきました。そして私はまた気を失ってしまったのです
「どうして泣いてるんですか?」
「僕のこと嫌いですか?」
「僕が今まで独りだったのは、亜希さんのことをずっと想っていたからなんですよ。 」
「亜希さんは、あの頃のままです」
「可愛くてチャーミングで… 18歳の頃と全然変わらない」
「どうして、縛るの?」
「… わかりません、」
「追いかけてたら、捕まえたくなったんです」
「逃したくない… そんな想いです」
朝になっても岸田君は縄を解いてくれませんでした。
岸田君は縛られた私に、とても優しく親切に、いつも敬語で話しかけてきます。それでも自由にできない私の体の隅々に執着してきました。肌を触り、匂いを嗅ぎ、汗を舐め、私の恥ずかしいあそこも… 。
「まだ泣いてるんですか?」
「亜希さん、僕と結婚しましょう」
「僕の夢だったんですよ」
「僕を受け入れてください」
岸田君はズボンを下ろし、硬くなったペニスを私に見せました。
「… わかったから、縄をほどいて」
「お願い…」
「… だめです、ごめんなさい」
岸田君は、ペニスを私の唇に押してきました。
「亜希さん、お願いします、さぁ」
「そうしないと… 」
「蝶々の羽根を切って飛べなくするしか…」
私は岸田君のペニスを口に含みました。岸田君のペニスが一層固くなると、口からペニスを抜き、私を後ろ向きにして… 岸田君が言いました。
「亜希さん、挿れますよ」
私は涙が止まりません。
どうして、泣いてるのか?
私が惨めなのか?
岸田君が哀れなのか?
得体の知れない何かの感情が、湧いてくるのです。