妓艶屋日記【悦獄 六】
もう、ほんとに驚いたわ!
あれから一年半経ったある日、和子さんが突然赤ちゃんを抱いてここへ帰ってきたの。
その赤ちゃんなんだけど、男の子で目元とか権蔵にそっくり。たぶん…、 いえ、きっとあの日、権蔵が孕ませた子ね。和子さんには妊娠しないようにピルを飲ませてたんだけど…。
権蔵はここを辞めて、山奥に一軒家を借りて和子さんと赤ちゃんと三人で暮らしてる。百姓や力仕事しながら和子さん達を養ってるって噂よ。
ここの常連さんでね、和子さんも買ったことがあるお客さんが偶然、麓の村で和子さんを見かけたらしいの。そして和子さんの手首を見たら、くっきりと縄目の痕が付いてたらしいわ。
和子「ごんぞうさん、私を縛ってください」
「縛って、かずこを、めちゃくちゃにして」
「そして… ごんぞうさんの、で」
「死ぬほど、、突いてください」
「あの日のように かずこを 狂わせてください」
… 完