不貞妻折檻 四
今日も男から封筒が届いた。封を開けると、いつもの動画の入ったUSBはなく、その代わりに手書きの便箋が入っていた。その内容は、妻を迎えに行った時に最後の折檻を見物してはどうかという提案だった。
それから一週間後、夫はまた、あの薄暗い山道を車で走っている。道中、素っ裸で縛られ責められている動画の中の妻の姿を思い出していた。旅館という表向きの玄関の前に到着して、鍵の掛かっていない引戸を開けて中に入り長い廊下を歩く。蔵の前で、坊主頭に顎髭を生やした男が立っている。裸に白褌だけという出立ちである。会釈をすると男は微笑んで、唇に人差し指を立てて無言で誘導する。拷問部屋のある蔵の扉は開いている。
部屋の中には妻がいた。目隠しをされ脚を大きく拡げた姿で縛られて責め台の上に乗せられている。また、体中に電極らしいパッチやクリップを付けられ、そこから出たコードは幾つかの摘みのある操作箱に繋がっている。乳首、クリトリス、膣、肛門にも。
そしてまた、車で想像していた妻の姿と違っていたのは、陰毛は剃られ、その代わりに剛ごうと脇毛を生やした妻の体だった。そのアンバランスな裸体はまるで牝獣のような、貪りたくなるような卑猥さを醸し出している。妻は目隠しをされているので、もちろん部屋の中に夫が居ることに気付いていない。
男「奥さん、そろそろ始めるかのぉ」
「もうわかっとると思うが、今日は電気責めじゃ」
妻「い … いや… こ、こわい … やめ て」
妻の体は小刻みに震えている。男はひとつの摘みを少し回す。そしてすぐに戻す。手始めは微弱な電気を流す。
妻「あっ、あぁ … あ … だ、だめ」
「うっ … あっ … あぁぁ … 」
男は妻の反応を見てくり返す。別の摘みを回す。どうやら摘みは装着された電極ごとに分けられ電気を流せる仕組みらしい。今度は男が摘みを大きく回す。
妻「ぐっ … ううぅ … ん、んがっ」
「はぁぁ、… い、いゃ〜、、やめてぇ〜」
「ぎっ … んぎっ … んぐうぅ」
男「どうじゃ、奥さん、この責めわぁ」
男は夫の方を見て、夫の反応も確かめている。夫が「もう止めてくれ」と訴えるまで続ける気らしい。妻の体が汗で濡れている。さらに摘みを大きく回して電気を流しっぱなしにする。
妻「んぎぎぎぃ、んんん … んううぅ〜」
体が硬直して息が止まる。摘みを戻すと弛緩した体から一気に汗が噴き出る。深く荒く息をしている口から涎が垂れる。
妻「もう … もう … だ め … く、狂っちゃう」
男「奥さん、こりゃあ強烈じゃろぅ」
「どげぇな強情な牝でも、これでイチコロなんじゃ」
「そろそろ、肝心なところ、かのぉ… 」
「ほれ、どうじゃ?」
妻「んんがぁぁぁ〜〜 あああぁぁ〜」
「い〜やぁ〜〜 んぎぃ〜 ゆ、ゆるしてぇ〜
」
男が今流しているのは三つの電極だとすぐ分かった。妻は腰を浮かせ、振りほどこうと激しく腰を振る。男は摘みを戻す、そしてまた回す。妻は体が動く範囲で激しく暴れている。男は電流の強弱を巧みに操りながら強烈な快感へと導いているようだ。昇天する直前で摘みを戻し止めている。
妻「も、もう … だめ … 」
「いっ、、いっそ … 」
男「なんじゃ? いっそ … なんじゃ?」
男がまた操作を続ける。そしてまた止める。妻の体は昇天しやすくなっているようで、男はそれに合わせて微妙に巧みに調整している。
妻「あっ … あぁぁぁ〜〜〜」
「ね、ねぇ、、おねがい、おねがい します」
男「なんじゃ?やめてほしいんか?」
妻が激しくかぶりを振る。
妻「…… い、 いや … 」
男「はっきり言うてみぃ!」
妻「いっ、いっそ … いっそのこと … 」
「い、 いか せて … 」
男「あっ?、もっとでけぇ声で!」
妻「おねがい、おねがいしますぅ!」
「いかせて、、いかせて ください!」
男は妻に近寄り、耳元で囁いた。
妻「私は 若い 固い おち○ぽが好きな 淫乱な女です」
「だから、だから 思いっきり 気持ちよくさせて下さい」
「逝きたいんです、お願いします!」
男はその言葉を聞くと、妻の目隠しを外した。
そして、夫は、妻と、目が合った。
つづく …