嬲られ女囚
おい、聞いたか?これから連れて来られる女囚じゃが、五十半ばで歳は喰っとるが、なかなか色気のある別嬪らしいぞ。
罪状は姦淫らしい。噂によると押し込みの物盗り衆に無理矢理姦通されたらしいが、女の亭主がそれを許さなんでな、女房が気をやった言うて離縁した挙句に姦淫の罪で奉行所に訴えたらしい。
刑は、三日置きの竹束棒百叩きを三つ月、その後は島流し。それに腕と乳に入れ墨、乳には淫の印を掘られるそうじゃ。
叩きの刑は牢番の儂らの役目で仰せつかった。
(やがて、女囚の入牢)
あの女囚、見たか?堪らんなぁ。誠に綺麗な顔と柔肌をしておって尚も気品に満ちておる。
儂らが摘みに頂いても女を口封じしときゃわかりゃあせんぞ。
百叩きと言やぁ、肉が千切れ、余りの痛みで気を失うほど極刑じゃ。
そこでじゃ…
女囚はあの歳で孕むことはねぇ。百叩きを減らしてやるかわりに、儂らで嬲っちゃるのはどうじゃ?
おい、女、叩きの数はまだまだ序の口じゃ。
痛いのぉ、辛いのぉ…
じゃが、儂らの裁量で終わりにしてももええぞ。
なぁ、察しはついたろう。
猿轡を外してやるけぇ、相棒の前に歩み寄れぇ。