偏狂と玩弄
俺の名前は幹雄、39歳。ごく普通のサラリーマン。
ただ普通と違うのは、俺の性の嗜好が偏っていること。それは、若い女性には興味がなくずっと歳上の女、いわゆる年増熟女に惹かれる。張りより弛み、エクボより皺の数。
俺の母親は淫蕩でしょっちゅう若い男とつるんでいた。俺が幼い頃のある日、家に帰って部屋を覗くと素っ裸の母が男に組み敷かれて犯されていた。いや、今思うと合意のもとで繋がり、母は悦び喘いでいた。俺の年増好きの嗜好はそんな母を持つ子の因果なのかもしれない。
今の俺には付き合っている女が数人いる。五十路の女ばかり。付き合っている、というよりは欲情した時に相手をさせるセックスフレンドだ。
ある日、帰りの電車の中で還暦は過ぎたであろう向かいの女に見惚れてしまった。俺はその女の中身を想像しながら股間を熱くした。俺は女の素性を知りたくて女の降りる駅から尾行した。女は駅近くのビルに入った。そのビルで女はフラワーアレンジメントの講師をしているらしく、俺はすぐその講座の生徒になるべく書類を手に入れ申し込みをした。
女の名は、洋子という。年齢は64歳。
夫とは6年前に死別、今は未亡人だが、なぜか結婚指輪ははめたままにしている。俺は週一の講習に根気よく通い続け洋子に近づいた。フラワーアレンジメントの仕事を斡旋する機会があり、洋子は喜び、是非お礼がしたいと俺を食事に誘った。その後も何度か一緒に夕食を共にして、ある晩深酔いした洋子を介抱してそのまま俺のマンションに連れ込むことができた。洋子は酔ったふりをしていたのかもしれない。俺と洋子はそれまでに打ち解けていてかなり親しくなっていたと思う。
リビングのソファに並んで座り、洋子を引き寄せ洋服のボタンを外そうと手にかけたとき俺の指を制止し、体を洗いたいと立ち上がり浴室へ行った。俺も暫くして浴室へ向かった。洋子は俺に気付かずシャワーを浴びていた。浴室の灯りはつけず暗くしたままで。
俺は服を脱ぎ、浴室の灯りを付けてドアを開けると洋子は驚きしゃがみ込んで体を両手で隠した。
64歳の体。洋子の体は電車の中で想像した通り、細身で乳房は小さかった。乳輪は小さく黒ずんでいて乳首は大きい。そして、陰毛は白髪混じりだった。
64歳の女を抱いたことはないが、洋子の肌を触ると今までの女とは違っていた。唇を重ねようと口を近づけるとフェロモンのような口香が漂った。この匂いは俺にしか嗅ぎ取れないのかもしれない。
洋子は「こんな、おばぁさんでもいいの?」と体を隠しながら言った。俺は「かまわない」と返した。洋子は俺の硬くなったペニスを横目で見ている。そして躊躇しながら控えめに触った。血管か浮き出た64歳の細い指に収めたとき、「あぁ…」と息を漏らした。
シャワーを浴びながら、裸体を絡み合わせ愛撫に耽った。脱衣場で体に付いた雫をお互いに拭き、裸の洋子を抱えて寝室のベッドに運んだ。洋子の体は軽かった。
仰向けの洋子の口へキスをして、黒い乳首にキスをして、他の五十路の女の体と比べながら唇を這わせた。そして白髪混じりの陰毛へと辿り着いた。洋子の陰毛は手入れされておらず毛深く密林の様だった。その密林を掻き分けてクリトリスを探す。クリトリスを舐め、吸い、やがて洋子も俺のペニスを口に含んだ。洋子のファラチオは上手かった。
そして繋がった。
歳をとると潤いが少なくなるというが、幸いに俺の女達はその心配はなかった。洋子も例外ではなく、むしろ溢れるくらいの愛液で俺のペニスを包んだ。俺は2度洋子の中に射精をした。洋子も何度も逝ったようだった。
俺は生徒として洋子の講習へ週一で通っている。その後で洋子は俺のマンションへ来て夕食を作り、朝まで体を合わせている。
洋子の陰毛は黒く染められ、陰唇の周りの陰毛は剃られ、三角体の輪郭は整えられている。少し残念に思う。
それから…
俺のもうひとつの嗜好。
洋子はまだそれを知らない…。
つづく…
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理想
まるで私の話を聞いて書いてくれた画像と本文です 興奮を抑えきれません 是非とも続編をお願いします
Re: 理想
中さん、ありがとうございます。
続編はあります。少しお時間をください。
この画を描いていたら、手のひらに肉の柔らかさを感じます。
続編はあります。少しお時間をください。
この画を描いていたら、手のひらに肉の柔らかさを感じます。