還暦熟女調教志願 …十八
恭子が俺のところへやって来て1年。恭子は先月で61歳になった。
調教を始めた頃に比べて、肌の艶も張りも増して若返ってきているように思う。そして体つきも振る舞いも… 妖艶に。
恭子は俺より七つ年上。初めは地味な初老の年増女を生業半分、面白半分で躾けてきたが、今の俺は… 恭子という化身した女に情を移しているのかもしれない。週一度の調教を待ち侘びる俺… 玄関の呼び鈴が鳴ると胸騒ぎのような高揚感に包まれる。
恭子を甚振り、辱める。歪む表情を見つめていると愛おしさに切なくなる。そして、その切なさを打ち消すように抱く、ー耐え抜いたご褒美という名目でー。
しかし、俺は、恭子に伝えなければならない事がある。今日はその事を伝えようと思っている。
ご主人様は、私をいつもように厳しく躾けてくださいました。そして… いつになく、激しく私を求めているような気がしました。
険しい顔で強く乳房を掴み、ご主人様の熱い肉棒は、責め抜かれ乱れた私の壺を突き続け、一度放たれた精子を奥に押し込むかのように、固いままの肉棒で間を置かず、更に激しく… 激しく… 。
そして、私から体を離されたご主人様は優しく顔をしていました。
いつも私はご主人様のご命令通りに従い、何事も拒む事なく、お従いしたつもりです。
従うこと… が、いつからか、慕うこと… になっていたようでした。
私は、いつものように、ご主人様の前で正座しお礼の言葉を述べました。
「本日のご調教、ありがとうございました」
「次の調教まで、ご主人様のご意思のまま、過ごさせて頂きます」
私はご主人様から、脇毛を剃らぬよう、陰毛の手入れをしないよう言いつけられています。本来毛深い体質の私は醜い姿を晒すことに最初は抵抗がありましたが、今ではこの醜い体を戒めてくださることに感謝し、ご主人様のお望み通りに脇毛と陰毛が濃くなっていくことに悦びを感じて止まないのです。いつまでも奴隷らしく… 躾けてくださることが至福なのです。
ご主人様は私の言葉を聞き終えると、珍しくお口を開きました。
「恭子、お前に伝える事がある」
「来週、京都へ行け」
「京都と言っても府の北の端、丹後半島だ」
ご主人様は続けました。
「そこに私の友人がいる、俺と同じ生業の人間で源造という男だ、そこでお前は、源造から調教を受けろ、少々荒い手法だが、必ずやお前の女悦の得になる」
私は呆然として聞いていました。お慕いするご主人様からの予期せぬご命令でした。
「私はご主人様のご調教で満たされています」
「ですから… 、今まで通り、お膝元で、」
ご主人様は私の言葉を遮り、
「今まで通りか… 」
「お前は奥の深い女だ、秘めた悦びの芽がまだ潜んでいる」
「俺の元では限界がある」
「これは命令だ、拒むことは許さん」
後で知ったことなのですが、脇毛と陰毛を伸ばすこと、は、源造様の求めるものだったのです。
「承知いたしました」
「ご主人様のご命令のまま、源造様の元に参ります」
私はそうお答えして、正座のまま、また深く頭を下げました。
つづく…