還暦熟女調教志願 …十七
此処へ通い始めて半年が過ぎました。もう何度目の調教でしょうか?一日の時もあれば、数日泊まり込みで受けることもあります。また、ご主人様お一人の時もあれば、複数の男性に貸し出される時もありました。
私に課せられた調教の稔りは、理不尽な辱めと苦痛を強いられることによって悦びを感じる性(さが)に成ること。ですので、調教の度に与えられる痛みと苦しさは増していきます。
今日はご主人様の元での調教と聞いています。調教部屋の中、着衣のままでご主人様が準備されるご様子を目を逸らさず一部始終見なくてはなりません。これから躾けられる覚悟のために。
ご主人様はひと言も発しません。私はすべての動きを見極め察して、無言の命令に速やかに従っていくのです。ご主人様の動きが止まります。私は全裸になり、体の前で手首を合わせます。用意された磔台に付けられた縄の位置で解ります。
手首を縛られた後、ご主人様が向けた視線の先、台の上に。台に乗ると四つん這いになり縄を掛けられます。台の位置は、高窓から射した陽の光がお尻を照らす角度に置かれています。
無防備に晒される陰部と肛門。自ら開くことは、いくら躾けられてもまだ躊躇してしまいます。閉じたままの足をご主人様が叩きます。私は足を開き、拡げられたまま足を固定されて、ご主人様の次の動きを待ちます。
紅い蝋燭を手にしたご主人様。私は思わず首を振りました。私の肌は熱さに弱いのか、蝋燭を垂らされるのは耐えられない責めなのです。ご主人様はそんな私を知って容赦なく蝋燭責めを課してきます。
苦熱と快感を交互に、または同時に刷り込まれ、互いの感覚が覆いかぶさり混ざり合いながら増長されていきます。被虐の因果に化ていく私の性(さが)。緊縛され、ただ従うことを負わされる安堵に、身を任すのです。
もっと… もっと… 蝋燭をください…