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偏狂と玩弄【其の弐】


洋子とのセックスは最近また少し変わってきた。

柔らかい乳房を潰れるくらいに強く揉み、髪を掴み、唇と舌を貪り、紅い吸い痕を体じゅうに付けながら、崩れ乱れた壺の中に種汁を勢いよく放出する。そして俺の精液と洋子の愛液に塗れたペニスを抜くと洋子の口の中に押し込んで余った種汁を吸わせる。

時には俺の目の前でオナニーをさせた。こればかりはさせるのにかなり手こずったが…。

一度、洋子が「もっとやさしくして…」と言ったことがある。しかし俺が無言のままでいるとそれ以来言わなくなった。

還暦を過ぎた女の欲情を罪として罰するかのような性交。また、俺の性欲の捌け口として認めるかのごとく、洋子は素直に無言の命令に従った。そしていつの日か、洋子は25歳の年下の俺に敬語を使うようになっていた。


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俺の祖父母が住んでいた民家が県北の山奥にある。もう誰も住んではいないが、俺の偏狂のための館として時折熟女を連れ込み使っていた。古い民家だが、山に囲まれ人里離れた場所にひっそり佇んでいる。

俺は休みを取り洋子を誘った。自然好きの洋子ははしゃぐように喜び承諾した。



俺のもうひとつの偏狂、洋子はまだそれを知らない。



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洋子の感じた時に発する声は大きい。昇り詰めると悲鳴に近く、狭いマンションでは外に漏れはしないかと慌てて口を塞ぐ。洋子もわかっているらしく、時には自分の腕を噛んで抑えている。

だが、ここでは抑える心配はない。例え山にこだましても聞きとれる人などいない。聞こえても獣の鳴き声だと思うに違いない。


これからの発情と愛欲にまかせた日々を想像すると道中の運転中でも勃起した。

やがて到着すると、その民家を見た洋子は案の定大喜びをした。手入れのしていない庭には名も知らない無数の花が咲き乱れていた。でも洋子はその花々に一輪一輪、挨拶するように名前を告げている。


陽が傾き、洋子は鼻唄を歌いながら台所で食事の用意をしている。楽しそうな洋子を見ていると、これからの企みが少し気の毒になってくる。

座卓で一緒に夕食をしながら他愛のない会話をする。離れの風呂場でお互いの体を洗う、湯船の中で軽いキスをする。縁側で都会では見られない星の輝きに見惚れながら晩酌をする。「花火を持ってくればよかったですね」と、薄化粧をした洋子が敬語で言った。


俺は、部屋に行くぞ、と言って洋子の手を取り奥の座敷へと導いた。座敷に入って、そこから俺の企みが始まった。「押入れを開けて布団を敷け」

今までとは違った俺の強い口調に洋子は一瞬戸惑った様子だったが、すぐに従った。押入れを開けると、洋子の動きが止まり、何かを凝視しているのがわかった。洋子が見入っていてのは無数の縄…  その縄は何かの拍子で、布団の表面を滑って洋子の足元にどさっと滑り落ちた。


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「どうした?」洋子は暫くじっといていたが、俺の言葉で我に帰り布団を敷き始めた。

洋子が布団を整えている最中、俺は落ちた縄を手に取り、その束のひとつを解いていった。敷き終わった洋子が俺を見ている。


「服を脱げ、裸になるんだ」

「なにを なさるおつもりですか?」

「これからお前を縛る」

「手をうしろに、」

「 …… 」


縛られながら洋子は目に涙を溜め、溢れた涙が一筋、頬を伝った。


「 … こ わ い 」



つづく…




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鐸(たく)

Author:鐸(たく)
中国地方在住。
60代男性。
自作の緊縛画、責め画を展示し、
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