淫艶画牢

和子「？」
　　「なんですか？　こ、ここは」
女将「ご覧の通り、牢屋よ、ふふ、よく出来てるでしょ」
和子「？どうして私をこんなところへ…」
女将「あら、旦那さんから聞いてなかったの？」
　　「今日から奥様はここで半年間過ごされるのよ」
和子「…えっ？　ど、どういうことですか？」
女将「奥様の旦那さんねぇ、借金の返済にあなたをお預けになられたのよ」
和子「…そんなこと嘘です、、聞いてません…」
　　「来週からここで少しばかりの間、昼間にお手伝いを、って」
　　「主人からは、そう…言われて」
女将「ほ〜んと、おめでたいお人ねぇ」
　　「あんな大金、手伝いだけでまかなえるわけないでしょ」
　　「世間知らずのお嬢様育ちはこれだから困るわ」
和子「主人がお借りしたのは、おいくらなんですか？」
　　「すぐ持って参ります、だから帰して」
女将「・・・・・」
　　「もう遅いのよ、可哀相だけど」
和子「…そんな、、、いえ、、もう、私は帰りますから」
　　（振り返って帰ろうとする）
女将「権蔵！」
和子「…やめて！、、触らないで、離して、嫌、嫌！」
　　（権蔵が強引に押し込む）


牢の中



和子「な、何をなさるの？　ここを開けて！」
　　「…今すぐ主人と話をさせてください！」
女将「それは無理なお願いねぇ」
　　「奥様？和子さんでしたっけ？」
　　「ほんの半年だけの辛抱よ、観念したほうが身のためよ」
和子「…わ、私になにをする気なの？」
女将「そうねぇ、まず今着ている着物を脱いで、この襦袢を着てくださる？」
　　「ふふ、とても艶やかでしょ、緋色の長襦袢、きっとお似合いよ」
　　（牢の中に投げ入れる）
和子「…嫌！　どうして？　…どうしてこんなめに」
女将「和子さん、言うこと聞いてくださらないと、
　　　また権蔵が手荒くすることになっちゃうのよ」
和子「…お願いだから、…ここから出して」
女将「そうそう、あともうひとつ、このお薬を今日から飲んでくださる？」
和子「…なに？　な、なんの薬？」


女将「ピルよ」


女将「ふふ、、妊娠しちゃったら困るでしょ」