尚美のこと【一夜】
尚美は唇を薄く強く噛み、口惜しそうな顔をして車の窓の外に視線を向けている。彼女に長襦袢を着せて初めて縛った、あのときと同じ顔をしていた。
しかしその視線の先は私ではなく、流れる景色でもなく、少し前の時間に向けられているようだった。
私はそんな彼女に声をかけられない。
突然降りかかった、余りにも理不尽で衝撃的な出来事。その動揺と戸惑いを癒す言葉が見つからない。
山小屋に着いて車を停めても、暫く彼女は膝の上の拳を強く握ったままで居た。
それはニ夜目を迎える前だった。
山小屋のある高原ドライブへ出発する朝は快晴で、尚美の生理は二日前に終わっていた。どちらも幸運だった。
尚美との出逢いから年を越えてまだ肌寒さの残る初春。彼女の夫の事情は彼女に二泊三日の自由を赦してくれた。
前とは違ったドライブコースを選び、私の妄想通りのお洒落なカフェとランチをして、彼女の素朴な笑顔を見ながら高原の素朴な初春の自然を感じて過ごした。
そして暮れ始めた頃、山小屋に向かった。着いてシャワーを浴びて、お洒落なお店のテイクアウトとワインを嗜み、心の片隅で彼女の夫の事情を祝った。
でも残念なことに、山小屋の夜に月は無く、月夜に照らされた尚美の「からだ」を眺めることは諦めて、枕元の行灯を灯して華奢な体を嗜むことにした。
その夜は、初めての日を淡く上書きするように、キスをして触り合って交わった。
念のため、濡らしても支障のないシーツをかけた。少しカビ臭い布団の上に。
【二夜 前編】に つづく…
コメントの投稿
No title
最初何が尚美さんの身に何が起こったのか心配でした。
なるほどこの後に続くとは
鐸さんの手綱に引かれて
徐々に変化していく尚美さん。
股間に手を添え見守らせて頂きます。
なるほどこの後に続くとは
鐸さんの手綱に引かれて
徐々に変化していく尚美さん。
股間に手を添え見守らせて頂きます。
大好きな表情
唇をかみしめる尚美さん。
何と素晴らしい表情なのでしょう。
何と素晴らしい表情なのでしょう。
美味しそうな身体
尚美さんの美味しそうな身体
わたくしも頂きたいです
表情の変化 ご飯何倍もいけます
わたくしも頂きたいです
表情の変化 ご飯何倍もいけます
絡み
絡み合う身体、舌、下半身
尚美さんの引き締まった身体
私が代わりに味わいたい
尚美さんの引き締まった身体
私が代わりに味わいたい
Re: No title
北斗星さん、ありがとうございます。
まだまだ、変化と進化は続きます。
まだまだ、変化と進化は続きます。
Re: 大好きな表情
あきさん、ありがとうございます。
でも、、ちょっと近寄り難い表情です。
でも、、ちょっと近寄り難い表情です。
Re: 美味しそうな身体
名無しさん、ありがとうございます。
表情の描写は難しいので、評価して頂いて嬉しいです。
表情の描写は難しいので、評価して頂いて嬉しいです。
Re: 絡み
カラスさん、ありがとうございます。
尚美のからだ、これからも細かく描いていきます。
尚美のからだ、これからも細かく描いていきます。
裸体
毎回楽しみに読ませていただいております。
尚美さんのスレンダーな裸体との絡みが刺激的でこの後の祭りを楽しみにしております。
尚美さんのスレンダーな裸体との絡みが刺激的でこの後の祭りを楽しみにしております。
Re: 裸体
丸の内サラリーマンさん、ありがとうございます。
刺激的な後の祭りは続きます。
刺激的な後の祭りは続きます。
No title
普段の穏やかな尚美さんとの対比が興奮を禁じ得ません。
一枚普段の尚美さんが入るだけで興奮度が全く違ってきます。
一枚普段の尚美さんが入るだけで興奮度が全く違ってきます。
Re: No title
wedgeさん、ありがとうございます。
これからも普段の尚美を垣間見てください。
これからも普段の尚美を垣間見てください。