2ntブログ

中学1年生の秋だったと思う。
河原で焼け残された雑誌の紙片を見つける。

SM雑誌の小説の項だった。

小説の文面を読んでも、未知の綴りで描写を理解できない。
ただ、挿絵には「吊るされた裸体」が描かれている。

それでも必死に何度も繰り返し読んでいるうちに、
どうやら、男は女を倉庫に監禁して放置してるらしい。
が理解できた。
縛られ吊るされた女は股間から「液体」を垂らし床を濡らしている?
「液体」の意味がわからない…。

どうして囚われたのか、男が帰ってきてこの女は何をされるのか、
知りたかったけど前先は焦げていて読めなかった。
裸にされ縛れているだけでも目が眩むほどの刺激なのに、
ここからまた物語が始まろうとしている。

その後悶々としながら日々を過ごす。
誰にも話せない。

振り返るに、そのとき、
僕は「吊るされた女」に身を置いていたのだと思う。
確かに妄想は被虐側だった。

いつから逆転したのか憶えてないが、
して欲しいことを与える悦び、が、今でもあると思う。


こじ開けられた扉は開いたまま。
締めようとしないまま、だらしなく半開きだ。


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鐸(たく)

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60代男性。
自作の緊縛画、責め画を展示し、
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