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淫獣の棲みか 其の五



「なぁ旦那さん、あんたの奥さん、ふへへ、見てみぃ」
「うう=!ううう!=」
我に戻った夫は首を激しく振り、縄を解こうと暴れだしました。

男の一人、一郎が夫の前に屈み込んで言いました。
「あんたらとは仲良うできそうじゃ」
「どうやら、儂らとおんなじ趣味みてぇじゃからな、へへへ」
「鞄なかあったこの縄、これで奥さんを縛るじゃろう?」
「ううう=んうう=!」
夫は一郎から見せられた縄に驚き、呻きながらまた首を振りました。

「だがな、儂らはあんたらみたいな、ままごと遊びじゃねぇ」
「縛りあげたおなごはなぁ、み~んな地獄と極楽に連れてってやるんじゃ」
「地獄と極楽を行ったり来たり、、どっちかわかんようになるまでなぁ」
夫は最初は一郎を睨んでいましたが、話しを聞かされるにつれ、
怯え、侘びるような表情になっていました。

そして、その同じ眼差しで、私のほうを…。

男達もゆっくりと私のほうを向いて、黙って笑い始めます。
「あ、あなた、あなたぁ、」
これから間もなく、、始まる? 始まろうとしている?
…漂ってくる妖気が気配となって肌の表面を撫でていきます。
「いや!いや!、、いやっ!」
男達が順番に立ち上がりました。
「さてと、、、」男達が近づいてきます。
「いや!やめて、お願い、お願いします」
「お金だったらいくら、いくらでもあげます、だから、、だから、お願い!」

一郎が目の前に来て言いました。
「奥さん、『火』じゃ、『火』なんじゃ」
「これから、『火祭り』なんじゃ」「儂ら、そう呼んじょる」
「ここで吊られたおなごはの」
「み~んな火みてぇに燃えるんじゃ、ぼぉぼぉと、、」
二郎が
「ぼぉぼぉ~、ごぉごぉ~、めぇらめら~、」
三郎が
「火あぶりじゃ、燃えるんじゃ~、うほほほ」

三人は私の顔の前で、酒臭い息を吹きかけながら、
かわるがわる私の顔を覗き込んできます。
「いや!いや!いやぁ、やめてぇ!」
二郎が何か器のようなものを私の目の前に差し出しました。
その器はすり鉢で、中にどろどろしたものが入っていました。
「これ、さっき膳に出したろう、山芋じゃ」
「ふつうは食うもんじゃが、別の使い道もあるんよのぉ」
「ちょこっと別の薬もまぜちょるけどな、ほほほ」
「これをのぉ」
「あっ!いや!な、なにを、なにを!」

二郎は人差し指と中指をすり鉢に入れ山芋をすくったと思ったら、
下着の下へ手の滑り込ませ、私の…あそこに、塗り込んできたんです。
そして、、膣の中にも…。
「あっ、いやっ!、やめて、さわらないでっ!いやっ!」
「ふふ、ふふふ」
男達は笑いながら私の足元に座り、胡座を組み、見上げて眺めています。
なにかが始まるのを確信しているように… 余裕の表情で。

その兆候はすぐに始まりました。
「あっ、いや! だめ、だめ、、」
「あなた、あなた!助けて」
夫のほうを見ると、うつ伏せの状態で首を上げて振りながら、
「う、んうう==!んうう=!」
夫は猿ぐつわの中で、やめろ!やめろ!と言ってるのがわかります。

兆候は次第に激しい痒みとなり、
それは、耐える限界を超えようとする勢いで襲ってきました。
足は開かされているので摺り合わせることもできません。
それでもじっとしてはいられず、身を捩って、縄を解こうと必死でした。
鴨居と縄はぎしぎしと音をたて、踏ん張った指で畳もよれてきます。
汚れと一緒に擦れてほころんでいた畳の痕は、
私と同じ目に遭わされた女性達の痕跡なのでしょう。

汗が全身から吹き、涙がこぼれ、知らぬ間に涎が唇を濡らしていました。
「お願い!ほどいて! も、もう!いや!」
二郎「効いてきたようじゃのう、奥さん」
三郎「火踊りじゃ、火踊りじゃ、うほほっ」
「痒い!痒い!痒いんです!いや!いやっ」もう気が変になりそうなのです。
「どうにかして!、ねっ!、お願い!」
はっと、今言ったことの意味を悔やみましたが、それもすぐ忘れて、、
「お願いです!なにか、、なんとかしてください!」

一郎「奥さん、どうして欲しいんじゃ?」
「どこをどうして欲しいんじゃ? 言ってみ」
「お願い! 縄をほどいて」
「いやぁ残念じゃが、それはできんのぉ」
「じゃが、痒いんのをどうにかしちゃるのは、できるがの」
〈な、なんでもいい、、なんでもいいから〉
かろうじて言いとどまりました。
「お願い!早く!」
「ほほう、そうか、そうか、わかった、わかった」

二郎「それじゃあのぉ」
「『私をすっぱだかにして』って言うてみろ」
「え、え? なに? そんなこと、そんなこと!言えない!、、」
「じゃったら、どうにもしてやれんのぉ」
「いや、いや!、お、お願い!、、」
「もうひと塗りしてやろうか?」
「いや!いや!あああぁ~」
〈わ、わ、、わたしを、私を裸にして〉
「ん?なんて言うた?聞こえんかったぞ」
「わたしを、、裸に、して…」
「よしよし、奥さん、素直でええ、ほほほ」

「ううう==!」夫は体を激しく揺らしています。

二郎と三郎は目で合図をして立ち上がりました。
「可愛いおべべじゃが、、仕方がねぇのぉ」
「あとでな、儂らとおんなじ褌をつけちゃるけぇ」
そう言うと、二郎はキャミソールを咬み、両手で一気に破り裂いたのです。
ビリビリビリ、ビリビリビリ、
「あああ~~、いや、いやぁ~~」
今度は三郎がショーツの紐に手をかけました。
私は、私は全裸にされる… 
夫の方を見ました。夫は…夫は目を背けています。
そして、紐が解かれて、ショーツは畳の上に落とされました。

私は、とうとう、…一糸まとわぬ姿にされたのです。


12_7a.jpg


「ほおぉぉぉ~、おおおぉぉ~」
「奥さん、、ほんま、ええ体しとる、ほれぼれするわぁ」
「ほんまじゃ、乳もでけぇし、いうてもそう垂れてねぇしな」
「おめぇのかかぁとは大違いじゃ、のぉ三郎」「お? お、おぅ」
「お毛毛も黒々じゃ、んん、艶艶しとる」
私は隠すこともできません、もちろん、閉じることもできません。
「あああぁ~~、いやぁぁ~~」

一郎がさっき鞄から取り出した、(私達の)玩具のところへ行きました。
そして、手に取り、こちらに戻ってきました。
夫はその動きを視線で追っています。「うう=!ううう=!」
「奥さん、せっかく用意したんじゃ、使わんとのぉ」
「これで痒いぃところを掻き回したら、楽になれるぞ」
赤く艶のあるゴツゴツした玩具、手にあるのは、男性器を型どった張り型です。
それを私の目の前に…、「いや、いや」私は首を振りました。
一郎は片手で顎を掴み、口の隙間から、無理矢理押し込んだのです。
「んぐぐ~、んぐ、んぐ」

「なぁ一郎、唾でまぶさんでも、もうぐちょぐちょになっとるぞ」
私の開かされた陰部を覗き込んでいた三郎が言いました。
一郎は私の口からそれを抜くと、今度は自分の口に入れ、
付いた私の唾液を味わうようにくるくると舐め回しました。

私は、…私は焦らされているのです。私が催促するのを待っているのです。
〈お、お願い…〉
〈…入れて、は、…はやく〉私は心の中で懇願していました。
もう、夫のほうを見る勇気はありません。

私のあそこは、もう、気が狂いそうなくらい、痒くて、
痒くて、たまらないのです。「あうあぁぁ~~」
でも、実は、それだけじゃありません、痒いだけでは…、
熱くて、なにか蠢くような、じわじわと、時にぶわっと湧いてくる、
得体の知れない、未知の快感の渦に巻込まれていたのです。
〈ああぁ~欲しい…〉
それは…、赤く太い張り型を口に含まされた時から…。


12_7c.jpg


知らぬ間に、三人の男達はそれぞれ別々の玩具を持っています。
そして、男達は身を屈め私の視界から消えました。
いよいよ… もう… ああぁ~、くる?、くるの?
男達の後ろにいた夫が見えました、ぼろぼろと涙が溢れました、そして、、
そして…目を閉じました。

玩具が入口に触れたとき、電流のような激感が背骨を抜け脳天まで貫きました、
「ひっ! 、、あっ、あっ、いや!」

「火祭りじゃあ うほほほほ」

「ああぁ、あ、あああぁ~~」

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プロフィール

鐸(たく)

Author:鐸(たく)
中国地方在住。
60代男性。
自作の緊縛画、責め画を展示し、
その想いや色事を綴っています。
18歳未満のかた、
不快と感じられる方の
閲覧はご遠慮ください。

リンクはご自由に。(ご一報頂ければ有り難いです)
色々なご意見やご感想もお待ちしております。

※メールフォームは現在使えない状態です。
メールは直接下記のアドレスよりお願いいたします。
in_en_garou@yahoo.co.jp

では、お愉しみください。
………………………………………………………

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淫艶画牢・鐸 @in_en_garou
↑こちらにも載せていきたいと思います。

よろしくお願いいたします。

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