三角木馬
女将「和子さん、どう? ふふふ、すごいでしょ」
和子「・・・・・あ…あぁ」
女将「あらら、へたれこんじゃって」
「あれ、何だか見ればわかるわよねぇ」
和子「・・・いや」
女将「お客さんがね、わざわざ作ってくれたのよ」
「和子さんが『一番乗り』、ふふ」
「って言うか、和子さんのために作ってくれたみたいだけどね」
「皆様から愛されてるわねぇ、ふふふ」
和子「・・お願い・・・使わないで…」
女将「なんてこと言うの? 折角頂いたものなのに、、もったいない」
「すごく良く出来てるみたいよ、 例えばね…」
和子「・・・やめて」
女将「あの張り型、節が付いてるでしょ、ぐるぐる回せるみたいよ」
「後ろのお尻用のは伸びちゃったりしてね、ふふ」
「それに両方、ポンプで先っぽから液も注げるらしいの」
和子「・・・・・・・」
女将「今夜は私もお手伝いすることになってて…」
和子「そんな!・・・嫌です、嫌!」
女将「だって、二人がかりじゃないと使えないじゃない」
和子「お願い、許して・・こんなの、、これは嫌」
玄関の引き戸を開ける音。
女将「あら、お客さん、来られたみたいね」