「昨日、◯◯さんの夢を見たんだ」
「あら、どんな夢かしら?」
「とても言えないよ」
「どうして縛るの?」
「わからない」
「縛ってどうする気?」
「どうにかなってしまいたい」
「下着を買ってきたよ」
「まぁ、厭らしい下着ね」
「どう?似合う?」
「まったく似合わない」
「だから欲情する」
「なぁ、今夜いいだろ?」
「暑いからイヤ」
「じゃあ、エアコンつけようか」
「寒いからイヤ」
「だったら自分でするよ」
「みっともないからイヤ」
「・・・・・」
「被告人、前へ」
「何か言っておくことがありますか?」
「私は変態ではございません」
「ただの妖怪なのでございます」